中谷美紀、結婚13年目の主婦役。人と人の絆、夫婦の絆の意味とは?

中谷美紀




2018年4月から始まっているTBS系ドラマ「あなたには帰る家がある」。このドラマは直木賞作家・山本文緒による長編小説であり、1994年8月に集英社から単行本が刊行されました。

原作は、夫婦という普遍的なテーマをリアルかつドラマチックに描き、多くの反響を呼んだ人気作です。ある二組の夫婦の日常に潜む不満やすれ違い、落ちてはいけない恋、忘れかけていた感情、燃え上がる想いと裏切りの罪悪感などが描かれています。

100人以上の女性に取材!リアルな話が満載!

ドラマ版の製作にあたっては100人に及ぶ女性に「オンナの本音」を取材し、それを基にした「夫婦あるあるネタ」が組み込まれています。

この作品の最大のテーマは「夫婦の絆」。一見すると普遍的に思えますが、それぞれの夫婦には、それぞれ異なる夫婦の形が有ります。それで、製作タッフが実際に100人以上の女性にリサーチしました。

夫について、子育てについて、仕事と家事の両立について、トコトン「オンナの本音」を徹底調査した様です。

すると…すごく出て来た様です、“夫婦のあるあるネタ”や“妻のホンネ”など、リアルな日常から生まれたからこそ、つい聞き入ってしまうエピソードをたくさん得る事が出来たようです。

また、 別の家の話なのに、「それ、うちと一緒!」と思わず笑ってしまう話や、胸が熱くなるような「あたたかい信頼関係」を感じる愛にあふれた逸話もあった様です。

それら取材で得た貴重なエピソードと原作の素晴らしさと融合させて、“今この時代に生きる夫婦”の生き様に思いっきり共感してもらうドラマと言う事だそうです。

どこの家庭にでもある問題を取り上げる

主人公・真弓(中谷美紀)は、結婚13年目の夫・秀明(玉木宏)と一人娘の麗奈との三人家族で子育てはひと段落し、私立中学に入学した娘の学費や、諸経費が家計を圧迫。生活を守るため、結婚以来ひさしぶりに元同僚の愛川に勧められて、夫への対抗心からかつての職場へ職場復帰してしまいます。

職場復帰し、職場環境がすっかり変わっていて、予想外の苦戦を強いられる真弓、そして年下の社員で、自分の教育係の小島希望らは、お荷物扱いされたあげく、大きなミスをしてします。

夫の秀明は危機感を持つことはなく、真弓の仕事にも家事にも非協力的な状態です。家事に対して、とばっちりのようにしか思っていない秀明と、そんな彼に不満を抱えるばかりの真弓はついに爆発してしまいます。

そして秀明は家族の事を思い、真弓が一人で頑張ろうとするほど、窮屈さを感じます。そして、顧客でもある茄子田太郎の妻、家事も完璧な専業主婦の人妻の綾子と不倫に走ってしまいます。
そうして、少しずつ夫婦に見えない亀裂が走り始めていきます。

夫婦の絆を問いかけるドラマ

公式サイトでは、「夫婦は家族だけど他人」というドキッとするような言葉も出てきますが、長年連れ添った夫婦に、ふとした瞬間、孤独で、その隙間をなんとか埋めたくて、もがいている人達がどうなっていくのか。2組の夫婦はどう向き合うのか。

いつも一緒にいるからこそスリリングで、でも互いに奥底で繋がっていると信じているその過程を通して「夫婦の絆」を描くという、この作品に注目したいと思います。

普通に生活していても、一見まともに見える人が、実は内面ですごく極端な考え方を持っていたり、すごく変わった人だなと思っても、内面は誰よりも誠実な考え方を持っていたりすることがあると思います。

ドラマでも、どんどん登場人物の見え方と、関係性が変わってくるところを見ると、面白いかもしれません。

まとめ

原作は1994年ですから、ちょうど共働き家庭と専業家庭が逆転している年代の話なので、まだまだ結婚して女性が働くと言う事は、世間的に理解が進んでいなかったのでしょうか。

中学では1993年、高校では1994年に家庭科が男女共修に成りました。現在では共働きが多くなっていますが、この当時から意識がずいぶんと変わって来た様です。

たとえば「夫も家事を分担するほうが良い」とする男性は、調査を始めてから20年間で倍に増えている様ですし、「女性が仕事を辞めるのはもったいない」と思う男性は夫婦がフルタイムで働く世帯では半数以上に及んでいる様です。

このように時代の流れの中、変わってきているものと、変わらないものが存在する。だから原作から20年以上経った今でも、ドラマ化されたのでしょう。

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